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父親と三つ子の魂

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私は代々高木傳五郎を襲名する高木家の11代目当主として、また10代目の父から始まった工務店の2代目として生まれました。

小さいころから遊び場は材木置き場、玄翁(かなづちのこと)やのこぎり、材木の切れ端が遊び道具でした。遊び相手はうちに出入りしている大工さん。

家の中には出入りする大工さんや父についてくる木屑が常にどこかに落ちていました。
そんな環境で育ったので当然将来は家の仕事をやるものだと幼心に思っていました。

そういう意味で私は誰よりも早く業界人になったのかも知れません。

三つ子の魂とはよく言ったものです。

そんな思いを抱えつつ人並みに高校を卒業し、そして大学受験に失敗して浪人をしていたその年、19歳の自分にとって、とてもとても大きな事件が起こりました。

それは父の死でした。
ワンマン経営で成り立っていた父の会社はもろくも崩れ去りました。当時の借金総額で1億5千万ぐらいだったでしょうか。

会社の倒産、そして夜逃げというまるで他人事の話のような体験しました。
やっとあの一件を通していろいろな体験をしたからこそ今の自分があると思えるようになりました。

古民家再生との出会い

当時はそれこそ悲劇のヒロインばりに、何で俺ばかりこんなにつらい思いするんだろう。なんて考えていました。大学へ進学することもあきらめ、働きはじめま した。建築へ進む道が閉ざされたかのように見えた、そんな時、ふらふらと立ち寄った本屋さんで何気なく手に取った建築雑誌の中で古民家再生の記事に出会っ てしまったのです。

その瞬間に頭をガツンと横から殴られるような錯覚を覚えました。今となってはなぜだか良くわかりませんが、その一瞬でこれをやっていこうと決めたのです。古民家再生に携わる仕事を。それが1994年のことですから今から十数年前のことになります。

当時、古民家に関する情報はあまりにも少なく古民家というキーワードを見れば本を買い込んだり、図書館で資料を見つけたり。ホームページを検索しても出てくる企業はほんのわずかでした。

いてもたってもいられずその建築雑誌に掲載されていた長野県に住む大御所の古民家再生の建築家の先生のところへ、無礼ながら突然お尋ねしたこともあります。

技術と知恵の伝承

輝けやまがた若者大賞
平成23年度輝けやまがた若者大賞を
受賞いたしました。
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古民家の再生をこの手でしたい。古民家をひとつでも多く残したい。古民家の良さを皆さんに知ってもらいたい。そんな思いをずっと抱えてやってきました。

昔からあるいい技術、いい知恵、いいモノを受け継ぎ伝える事

それが自分の使命(ミッション)だと思っています。

まず私は、ランドスケープデザイン・都市計画を主な仕事とする設計事務所に勤めました。当時古い町並み、民家を訪ねてはスケッチを繰り返していました。残 すならば街並みを。

単体としてではなく集合体として残さなければ意味が無い(その想いは今でも変わりませんが)と勝手な正義感に燃えて入社したのではあり ましたが、現場のことを知らずに出来上がっていく図面がとても怖くなりました。柱、梁の線なんてパソコンだったら2,3回クリックすれば描けてしまいます。

現場を知らずに図面は描けない。

設計事務所の仕事を通してそう思った私は、古民家再生の大工修行をするために、山形へやってまいりました。
そして大工の弟子入りをし、古民家とどっぷり向き合ってきました。
文化財の古民家の修復、古民家の移築・再生等、何ものにも変えがたい経験を積ませていただきました。

大工として梁や柱のずっしりとした歴史のこもった重みを、古民家の感触を汗をかきながら図面上ではなく体全体を使ってこの体に叩き込んできたからこそ改めてわかった事があります。

古民家はかっこいいと。

P1050902.jpgそして、何百年も積み重ねてきた昔の人の知恵の結晶なのだということ。

しかし、残念なことに古民家はどんどん取り壊されています。
それは私一人ではどうする事も出来ません。
壊されればそこに蓄積された技術や知恵はあとかたもなく消え去ってしまいます。

平成18年の事、とある蔵が解体されるという情報が私のもとに寄せられました。

当時は独立したばかりで何をどうじて良いのかもわからず、手探り状態でやった事があります。それは簡単なHPを作り、壊されゆく古民家を紹介する事でした。

素人が作ったHPなのに、HPのヒット数がうなぎ上りにあがりました。それをみて、きっと皆さん情報が欲しいんだという事に気づきました。

しかし、当時は残念ながら壊されゆく蔵は守る事が出来ませんでした。

きちんと紹介するHPを作ろう。

そう決意し、古民家ライフのHPが誕生しました。

 

あれから6年やっとすこしずつ皆さんのご協力のお陰で守れる古民家も増えて来ました。

ありがたい限りです。

古民家を学ぶことで木組みの技術も学ぶ事が出来ました。

 

□古民家、木組みの家を通して皆様のお役に立つ事。

□その技術を繋ぐ事。

□古民家を守り、伝える事。

 

そんな事を意識しながら日々を過ごしております。

 

古民家ライフ株式会社 会社概要
運営会社 古民家ライフ株式会社 shouhyou.jpg
創業 平成18年4月
設立 平成23年8月
資本金 5,000,000円
住所 〒990−2403
山形県山形市大字岩波41-10
TEL 023-625-8135
FAX 023-606-5465
代表者 代表取締役 高木 孝治
建設業許可

山形県知事許可

(般-23)第102017号

本社URL http://www.kominkalife.com
http://www.kominkalife.jp
登録許可 第二級建築大工技能士
古物商許可番号 241010002282
商標 登録第5358612号 
「古民家ライフ」は登録商標です

 

本社. 〒990-2403
山形県山形市大字岩波41-10
電話. ☎023-625-8135