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風土は、人を創造する
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古民家と色褪せた名刺
2011/12/31
2011年を振り返って
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現実を直視するということ

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風土は、人を創造する

先日の今野華都子先生の山形古事記塾で先生がふと漏らしたお言葉があった。

シンドフジ。

どこかで見聞きした言葉。 

ふと思い出したのは小学校の卒業アルバムだった。

 

DSC_0272

やっぱりそうだった。

身土不二。心土不二。シンドフジ。シンドフジ。

性相不二。心身一如。ショウソウフジ。シンシンイチニョ。

と、書いてあった。

小学生にすぐわかるはずもなく、読み飛ばしていたが心のどこかに引っ掛かっていた言葉、癖のある字。

約30年前、先生が僕たちに託してくれた言葉。

それが今こうしてまた心の灯になる。

 

【心と土地、風土とは「不二」二つではなく一つである】

 

身土不二。シンドフジ。

身体と心を育み、人を創造する風土を残していきたい。

 

これを古民家ライフ株式会社の指針として、ここに記す。

kominkalife (2015年2月16日 22:28)


新年あけましておめでとうございます

新年あけましておめでとうございます。

昨年中は大変お世話になりありがとうございました。

 

本年もどうぞ御愛顧の程どうぞよろしくお願い致します。

 

2013年は様々な事に挑戦させて頂きました。 

そして、皆様に支えられ濃密な一年を過ごす事が出来ました。

 

・古民家の移築・再生(西川→鎌倉)

・木組みの家の新築(山形市内)

・茶室新築工事(山形市内)

・講演会の依頼

・フリーペーパー 「くらしっく」 発刊

・ゆたくらがっこう 発足

・田んぼ

・茶道裏千家 初級許状

 

それは2013年が全ての始まりの年と自分の中で位置付けしていたからです。

それがが2014年以降にしっかりと引き継がれる。

特に2013年は人生に影響を及ぼすような方々との出会いがありました。

 

古民家ライフは自分達が関わる古民家の移築や、新築の木組みの家を通して

日本人としての生き方をもっともっと深く追求していく事になります。

それは考え方で会ったり、ライフスタイルであったり様々です。

 

世界における日本人としての役割がもっと大きくなるのがこれからです。

日本人として自分は世界とどうかかわって行くことが出来るか?

そんなことを考えただけでとてもワクワクしています。

 

一番大切な家族を幸せにすることができれば、それはきっと世界に通じている。

 

本年もどうぞよろしくお願い致します。

 

nenga5.jpg

 

kominkalife (2014年1月 1日 15:00)


古民家と色褪せた名刺

今週の月曜日、古民家を譲りたいという連絡があり岩手県にいってきました。

P1070358.JPGのサムネイル画像道路から見た古民家。

 

見るからにかっこいい古民家です。

以前は南部鉄器の工場と鉄器のお店をここで営んでいたという古民家です。

 

今はご主人もお亡くなりになり、奥様お一人でお住まいですので、手放そうかとご相談を頂きました。

 

P1070285.JPG梁は松。

差し鴨居(梁の一番下に見える材料)はケヤキで1尺6寸5分(約50cm)ありました。

今で中々手に入らないような材料でしょう。

 

 

 

 

 

P1070314.JPGのサムネイル画像小屋組みの様子

 

 

 

 

 

 

 

 

 

P1070321.JPGとても自慢されていたケヤキ造りの階段。

 

7年前にお亡くなりになった旦那様は彫刻家だったそうです。

彫刻を作る合間に息抜きで描いた抽象画が家のいたるところにありました。

一つ一つ私に見せては

「これね遠くにかざすとまたいいのよ浮き出て見えるでしょ」

その一つ一つの話しがまるでまるで昨日の事のようにリアルにお話されていました。

「先生(ご主人)が私に絵を描いてみろっていうの。それでねはじめに描いた絵を見てねそれでは全く駄目だって言うのよ。頭にきたからえいやって思うままに書いたら先生に褒められたのよ~」

奥様の描かれたそのデッサンも見せてくれました。

日付を見ると1974.6.14。

つまり私が生まれる前、38年ぐらい前のお話をされていたわけです。

お亡くなりになってからもこんなにも愛されているご主人。

こんな夫婦っていいなって思いました。

ご主人との暮らしと、この家をずっと大切にしてきたこの方の為にお役に立ちたいなぁとも。

 

つまりは人なんだ。

 

この人の為に役に立てれば嬉しい。

人と人との繋がりで仕事をしていく。

 

少し色褪せセピア色のご主人の名刺。

ご主人の名前を消し、その隣に奥様が自分の名前をかいた名刺を見ながらそう思いました

kominkalife (2012年9月13日 14:49)


2011年を振り返って

今日は12月31日大晦日ですね。
いかがお過ごしでしょうか?

今日の山形は日も出ていて本当に穏やかな気候です。


それにしても今年は色々ありましたね。

やはり3.11。

その時にはもうお引き渡し寸前の嶋の家にいました。

その時の記事はこちら
http://kominkalife.seesaa.net/article/191045895.html

私もいつかは親の面倒を見ようとはおもっていたものの、
こういう事がきっかけで山形によぶ事になりました。

嶋の家は自分の家以外では初めて棟梁として関わらせて頂いた住宅です。

設計は由利設計工房の由利収さん

このような空間を作り上げる事が出来、お客様にも大変喜んで頂きました。

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お引き渡しは3月14日。

当初の予定通りこの日に何事もなくお引き渡しが出来た事は
本当に奇跡としか言いようがありませんでした。


その後心縁寺参道整備工事に携わらさせていただきました。

一時震災後の影響から建築資材等が入手できない状況も続きましたが、幸いにも建材等は使わない工事でしたので、多少の影響だけで工事を進める事ができました。

開山450周年事業の一環としての参道整備工事。
設計・現場管理・施工。
このすべてを私に任せて頂きました。

震えが来るぐらいその歴史的重みがのしかかっていました。

こうなっていた参道。

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石垣を全て崩し、積み直しました。

材木は秋田杉の征目を使い、シャチ栓継ぎでつなぎました。
片側36m もう片側44m 両方で80mの大工事でした。

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完成がこうなりました。
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お寺様から生まれて初めての感謝状を頂きました。

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その後今の工事現場 中山の家へと続きます。

10月後半から始まった墨付け・刻み作業。
こちらの住宅は全て手刻みの住宅となっております。

12月9日には晴れのもと無事上棟式を執り行わせていただきました。

http://kominkalife.seesaa.net/article/239481459.html

P1050688.JPG

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その後外壁もふたがって、サッシもつきました。

年内の工事は予定通り進める事ができました。


その他
8月1日には法人化し、古民家ライフ株式会社となり、
許可を受ける事が中々難しい建設業の許可も受ける事ができました。

この年にこのタイミングで法人化したという事にはきっと何かの意味があるはずです。


11月にはありがたい事に「輝けやまがた若者大賞」も受賞させて頂きました。

その時の記事はこちら
http://kominkalife.seesaa.net/article/233026028.html

P1050497.JPG

その他、数件リフォーム工事もさせて頂き、本当に今年は仕事をさせて頂いたなぁと改めて思います。


あっという間で濃密な一年でした。


そしてやっとスタートラインに立てたような気がします。

3.11以降いい意味で覚悟が出来ました。

たくさんの方々と出会い、親交を深める事も出来た2011年。

今はとにかく目の前の事を一生懸命やる事。
考えながら、時には立ち止まりながらも走り続けます。


全て皆様のおかげです。
心より感謝いたします。

そしてまた来年もどうぞよろしくお願いいたします。

2011年12月31日 古民家ライフ株式会社 高木孝治

kominkalife (2011年12月31日 14:48)


現実を直視するということ

今も、そしてこれからもずっとしていること。

冷静に現実を直視するということ。

自分を感情に入れずに出来る事を行うこと。

こうしてネットを冷静に見ながら判断をしている。
日常を坦々と送りながら。

今ほんとうに大切なことは


「子供たちに日本の未来を託すために出来る事をする」


という事に尽きるのではないかと思う。


命をつなぎ明るい未来にすること


そのために我々大人が出来る事は何か。


さまざまな情報がネット上を飛び交っている。
それは悲観的だったり、楽観的だったり。

その中で自分がどのような考え方を持ち
どのような行動をとるかが問われるのではないだろうか。

考えすぎだよと言われればそれまでかもしれないけれど、

過剰に反応する事もなく、それでいて決して楽観視するでもなく
いま、子供たちに未来を託すために出来る事をしなければならない。

そのために自分自身で判断をしなければならない。

日常を送りながら。

kominkalife (2011年3月26日 13:55)


東日本大震災に思うこと

今日の山形は雪が降っています。

朝早く除雪車が出るぐらい雪が降りました。

こんな時、被災地で夜を越している方々の事を思います。


前回のブログには書きましたが、母親が被災しました。
やっと連絡が取れ、3日目の午前中、孤立していた職場から脱出出来ました。

色々な方々から電話を頂きました。

仙台まで迎えに行き、山形へ連れてきました。
これで一安心と思ったら、今度は原発事故。
福島出身である私は福島に親戚がたくさんいます。

原発の恐怖に襲われながら、ガソリンもない状態で
命からがら親戚が山形へ避難してきました。

すぐにウィークリーマンションを探し、そこに住んでもらうことにしました。


私は避難をしているわけではないけれど、当事者と同じ気持ちで動いています。
ひどい震災にあわなかった私が出来る事をしています。


私は震災が起きてからすぐにガソリンを満タンにしました。

母親が救出されたらすぐに迎えに行けるように。
案の上、日常的にガソリン不足。

母親が救出されてすぐに仙台に向かいました。
仙台にいる親戚に必要なものを聞き出して、それを出来るだけ買い込んで。
もちろん携帯用ガスボンベも出来るだけもっていきました。

親戚には本当に喜んでもらいました。

母親は今、こうしてご飯があるだけでもありがたといってご飯を食べています。

昨日避難してきた福島の親戚も色々なところを転々としてきました。
「やっと今日から落ち着いて寝られるよ」と言われました。

夜には、宮城からYさんがやってきました。
救急隊員のYさんは米の買い出しを職場からたのまれ、山形へやってきたのでした。

すぐに米のあるスーパーを探して連れていきました。

「米が買える場所が分かるだけでもありがたいよ」
と言われました。

仙台の救急隊員の方の食料も不足しているそうなのです。
救急隊員の方が働けなければ、被災地でも救助もままなりません。


被災地の方のことを思いながら、当事者の気持ちで今自分が出来る事を精一杯やること。
自分の身近な人を安心させること。
出来るだけ日常を続けること。


私はそれが今、大切なことなのではないかと思います。

そうでなければ、本当に困った人がいた時に手助けが出来ないから。


毎日、隣の人にあいさつをすることだったり、
笑顔でいる事の方が今は本当に大切な事だったりすると思います。


被災地の事を思いながら私は出来るだけ日常をきちんとします。


では私はこれから外の雪かきをして、カミさんの車の雪を落としてきます。

kominkalife (2011年3月17日 06:40)


旬を捉える

P1010375.JPG

こちら自分で山に行って採ってきたコシアブラとタラノメの天ぷら。
そしてコゴミのおひたし。

こちらの山菜、食べられる時期はほんの一瞬です。
その一瞬を逃すと食べられなくなります。

まさに旬というやつですね。

旬を食す。

これほど贅沢なことはありません。
命のエネルギーがたくさん詰まっています。

最近、ほんの少しだけれども山に入ってその旬に触れ、
生命の営みに触れることが本当に楽しく感じます。


すうぱあまあけっとにに売っている野菜や果物。
そこにはこんな風に花が咲いて、こんな風に果実や野菜ががなっていく
という過程は全く見えない。

まして山菜がどんな状況で生え、命の芽を出すのか?

そうですね。そんなこと教えられたらいいですね。
皆さんそうおっしゃるけれども、塾や勉強の方が大事だったりします。

過程をみつづけるのには時間がかかります。
花が咲いて、少しづつ実が大きくなって、食べられるようになる。
その間色々な作業もある。
旬はまさに一瞬。

旬を捉えるためには細やかな配慮も必要となります。

今回のイベントのような体験をすこしづつ積み重ねていくと
きっと子供達には体の体験として蓄積されているのではないかなぁと、思うけれどもそれがすぐに表面に現れるわけではない。
公式を当てはめれば出来るようになる勉強とは全く違う。
暗記がどれだけできるかを競う勉強とも違う。
問題集を解くのとは訳が違う。

こうりつてきではない、というのかも知れない。

そこに命があるんだということを
頭ではなく体で感じてもらいたい。


それは自分もそうだから。
日々が忙しいとどうしても命を感じにくくなるから。

命の躍動を感じること。
命の躍動を感じると無心になれる。

自分も自然の一部として。

kominkalife (2010年5月12日 12:53)


本当にやりたいこと

先日、大学3年生のO君が見学にやってきました。


大工になるためにはどうしたらいいのか?
古民家をやるためにはどうしたらいいのか?

そんな悩みを持ちつつ色々な方と出会い、
色々なお話を聞き、そして大工になったという経緯が私にはあるので、
大学生の訪問依頼があれば出来るだけ自分の経験したことを
お話させていただいています。

ですから本当に悩んでいる人が多いなぁと実感します。

彼もそうでした。

宮大工になりたいということで色々なところを回って
お話を聞いているのだということでした。

でも情報が多すぎて、一体どれが正しいのか、頭の中だけで悩んでいるようでした。


私の場合、正直言って何度大工に向いていないと言われたことかわかりません。

でも自分で自分を信じてやってきました。
これが俺のやりたいことなんだと。

色々な方に迷惑をおかけしたと思います。
でも、古民家が好きなんだということはぜんぜん揺るぎませんでした。

だから、とても幸せなのだと思います。
それは一生をかけてでもやりたいことが見つかったから。

本当にほしいものは一体何なのか?
本当にやりたいことは一体何なのか?

じゃあそこに向かうためには一体今何をすればいいのか?

大学生でこの答えを見つけるのは難しいのかも知れません。

でも今、思うのです。
一歩踏み出せば何かが見えるって。

どんな些細なことでも、遠回りしても無駄な事は無いと。
今、こうして悩んでいることもきっと後になって笑える日が来ると。

だから小さな一歩踏み出せO君。

kominkalife (2010年3月20日 01:53)


矢面に立つ

最近どうしても自分が前に出なければならない場面が増えてきた。

いままで、誰かのために皆が良くなれば良いと思ってやってきた。

誰かを前に押し出すこと。
そのサポーター役を常に意識してきた。

でもそれだけではみんなが良くならないということを
思い知る場面に出くわすことも多くなった。

おそらく何かのサインなのだろうということはわかっている。
今までの考え方ではこれからは通用しにくいのかも知れない。

先日、まくろび庵のわこうさん、したら農場の設楽さんを交えてお話する機会があった。

諸先輩方とのお話は本当に身にしみる。

そして、気づくことも。

そろそろ来るべき時が来たのかも知れない。

矢面に立つ。

そう覚悟した。

その上で関わって下さった皆さんを幸せにする。


皆さんで集まってお話した事も、楽しいことをやるためです。
さて、準備に取り掛かるかぁ!!!

kominkalife (2010年3月11日 22:18)


モノを造るということ

日々春が近づいてきています。

雪深い小鳥山の古民家にも春の日差し差し込んできて
とても暖かく感じます。

毎日、お施主さんといろいろ相談しながら、笑いながら、
本当に楽しく仕事をさせて頂いてます。

私の場合、これが私の一つのスタイルなのかも知れないなぁとも感じています。

その昔、家造りにはとても長い年月がかかっていました。

それだけに家の人は自分で出来るところは自分達でやり、大工さんにお願いするところだけは大工さんにお願いして造ってもらっていました。

今回の現場はまさしくその通りの現場です。

毎日一緒にいるからお互いの考えていることが分かる。
少しずつでも出来上がると一緒に喜んでくれる。

こちらはこちらで一緒にいるから本当にいいものを造ってあげたくなる。もちろん失敗してもごまかしはきかない。

道具も見てもらう。
道具は大工の命だからね。
こんな道具で家を造らせていただいてますよって。


自分達のできるところは自分たちでやる。

普段の生活に忙しいから、すぐに、安く、簡単に出来る住宅にする。
それも一つの考え方で否定はしません。

でも結局知らないところで結構経費がかかっていたりする。
時間が無いからどこででどんな経費がかかっているのかも分からない、
調べる時間もない。

業者が一体どんな人で、どんなことに興味があるのか?

業者にすればそれを知られるのもいやで、多少の失敗は隠しちゃえば分からなくなる。終わったら後は次の現場に行くだけ・・・。

どんな人が住み、一体どんな思いで家を造ったのかも知らずに。


時代が、業界がそうなっているから仕方のないことなのかも知れない。


私はそれをよしとしないから自分のスタイルでやらざるを得なくなる。
でもこれが一番自分に合っている。

私の力の持てる限りで家造りを楽しくやらさせて頂きます。

kominkalife (2010年2月26日 19:57)

本社. 〒990-2403
山形県山形市大字岩波41-10
電話. ☎023-625-8135